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シーニック・ドライブ

ドライブおすすめルート地図

モンタナには、景色の良いドライブに最適なルートが数多くありますが、その中でも全米各地で素晴らしい景色のルートを認定した「シーニック・バイウェイ」に指定されているルートや「バックカントリー・バイウェイ」をご紹介いたします。「ビッグ・スカイ・カントリー」をレンタカーで縦横無尽に旅したり、温泉やスキーなどのリゾートへ行く際に訪ねたりするのも良いですよ。楽しいドライブの旅を是非お楽しみください!

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ベアトゥース・ハイウェイ/Beartooth Highway

ベアトゥース・ハイウェイ ナショナル・シーニック・バイウェイに指定されたこのベアトゥース・ハイウェイは、「アメリカで最も美しいドライブ・ルート」と元CBS記者のチャールズ・クラルト氏が語ったほど。約3,600mの高さまで上るこのほぼ85kmの道を旅すると、雪で輝く山頂・氷河・高山湖や台地の景色で彩られた3時間のドライブを楽しめます。
1936年の開通以来、多くの観光客がこのハイウェイを訪れ、ほんの数キロをドライブしただけで緑豊かな森林の生態系から高山ツンドラへの変化を見ることができるという、貴重な体験を得ています。20もの峰々が存在し、標高3,600m以上に達するベアトゥース・ハイウェイは、全米本土48州の中で最も標高が高く、そして最も起伏の激しい地域を抜けていきます。この山岳地帯では、標高3,500m以上を誇る峰々のほとんど全ての北側斜面に、氷河を見ることができます。ハイウェイが横切る地域には、様々なレクリエーションを楽しめる場所が豊富にあります。広い台地でのハイキングや野生動物(ロッキー・マウンテン・ゴートやヘラジカ、クロクマ、グリズリー熊、マーモット、ミュールジカなど)の観察や撮影、ガイド付き乗馬ツアー、バイウェイ沿いの川や湖でのマス釣り、12ヶ所あるナショナル・フォレスト・キャンプグランドでのキャンプなど。1年のうち通行できない時期もありますので、ご注意ください。
ベアトゥース・ハイウェイは、モンタナの南部に位置しています。カスター・ナショナル・フォレストの境から始まり、イエローストーン国立公園の北東口に近くまで続いており、カスター、ショショーニ、ギャラティンと3ヶ所のナショナル・フォレストを過ぎて行きますので、究極のハイ・カントリーを楽しむことができます。

キングス・ヒル・シーニック・バイウェイ/Kings Hill Scenic Byway

キングス・ヒル・シーニック・バイウェイ ルイス&クラーク・ナショナル・フォレストやリトル・ベルト・マウンテンズを過ぎて続くキングス・ヒル・シーニック・バイウェイを旅すると、モンタナを代表する険しい山々の美しい風景や新鮮な澄んだ空気などをのんびりと味わうことができます。ハイウェイ89号線に沿って伸びるこの約110kmのバイウェイは、山々の中に存在する自然のままの湖や川を抜けて続き、その周囲には様々な野生動物が数多く生息しています。ハイウェイを十字に横切っている砂利道は、約700kmもの長さを誇り、壮観な景色を見せる山々や高山湖、トレイルの入り口、キャンプ場そして古い鉱山などへ行くことができます。キングス・ヒル・パスのちょうど南に位置するショーダウン・スキー場は、標高差が約400mあり、34ものコースを備えています。釣りや川下り・マウンテンバイク・乗馬・スノーモービルなど、山に恵まれたこの地域で楽しめるアクティビティは多彩です。また、ショーダウン・スキー場の北にあるキングス・ヒル・スノーモービル用駐車場から約300kmに渡って、標示付きのスノーモービル用トレイルを利用することができます。同じ所から、シルバー・クレストにある約30kmに渡るクロスカントリー用トレイルを利用することも可能です。3ヵ所の整備されたトレイルがあり、整備されていないトレイルが1ヵ所あります。キングス・ヒル・バイウェイ沿いで楽しめる見どころには、他にも、ハイウェイ12号線のマーティンデール・ランプから約1.5km南にあるチャールズ・M・ベア・ミュージアムやホワイト・サルファー・スプリングスにあるキャッスル・ミュージアム、ベルトにあるベルト・ミュージアムなどがあります。グローリー・ホールやニーハート・スターなど、モンタナ州の歴史ある採掘場も見ることができます。また、予約が必要となりますが、約60kmに渡る美しいスミス・リバー下りを体験したり、ホワイト・サルファー・スプリングスでは、ミネラル温泉を楽しんだりすることもできます。レイク・サザーリンやニューラン・クリークでは、ボート遊びができますし、約1,400kmものトレイルを探検することもできます。
キングス・ヒル・シーニック・バイウェイは、USハイウェイ89号線とUSハイウェイ12号線のジャンクションから始まり、ルイス&クラーク・ナショナル・フォレストを抜けてUSハイウェイ87号線とのジャンクションまで、北へと続きます。冬季は道路状況があまりよくない可能性もありますので、必ず確認したうえでお出かけください。基本所要時間は2時間。約110km。

レイク・クーカヌーサ・シーニック・バイウェイ/Lake Koocanusa Scenic Byway

レイク・クーカヌーサ・シーニック・バイウェイ レイク・クーカヌーサ・シーニック・バイウェイは、モンタナ州北西部にあるクートニィ・ナショナル・フォレストにあり、北部地域で5番目のシーニック・バイウェイとして1992年に指定されました。モンタナ州高速道37号線を含むこのバイウェイは、年間を通じて通行可能で、クートニィ・リバーとレイク・クーカヌーサ沿いを通り、約100kmに渡ってリビーとユーレカ間をつないでいます。バイウェイには、レイク・クーカヌーサの西岸を行く環状道路(フォレスト・ディベロップメント・ロード228号線)も含まれますが、このゆったりとした2車線の舗装道路は冬の間、通行することができません。クートニィ・ナショナル・フォレスト内にある多くのハイキング用トレイルが、バイウェイを横切っています。全長約160kmの自転車ツアーは、リビー・ダムが起点となります。
レイク・クーカヌーサは、1974年に完成したリビー・ダムによって作られました。この湖は、ダムから北に向かって140km程、ブリティッシュ・コロンビア州へと伸びています。シーニック・バイウェイは、貯水池の南半分にハイライトを当てています。このクーカヌーサという名前は、聞きなれない方にとってクートニィ族の言葉のように聞こえるかもしれませんが、実は最近作られた名前なのです。ダムの建設中に、工兵隊がこの湖の名称を決定するコンテストを行い、モンタナ州ユーレカの女性が3つの言葉、クートニィ、カナダ、そしてUSAの文字を組み合わせて作った“Koocanusa”が、優勝したのです。
クートニィ・リバーとレイク・クーカヌーサがこのシーニック・バイウェイの主要な景色を占めており、湖はパーセル・マウンテンズとセイリッシュ・マウンテンズの間を、狭いフィヨルドのような山峡で分けています。バイウェイからオオツノヒツジをよく見かけますが、露出した岩肌や突き出た岩々が、その生息地となっています。その周りを囲むクートニィ・ナショナル・フォレストには、様々な野生動物が生息しています。キャンプや釣り・ボート・ゴーストタウン地区の観光、リビー・ダムや展望台など様々なレクリエーションを楽しむことができます。独特の文化と素晴らしい景色に囲まれたレイク・クーカヌーサ・シーニック・バイウェイは、その名前と同じようにとても独創的なところなのです。
バイウェイ沿いで楽しめるレクリエーションにも、様々なものがあります。湖畔でのキャンプをするには、島などの未開発のキャンプ場や4つの整備されたキャンプ場などがありますし、ピクニックやロック・クライミング、ハイキング、釣りなども人気のあるレクリエーションです。4ヵ所の舗装されたボート・ランプから湖へ船を下ろすこともできます。レイク・クーカヌーサには、北西部に最高の陸封鮭の漁場もあります。クートニィ・リバーには、最高級のニジマスが生息しています。リビー・ダムにあるビジターセンターでは、様々な展示を見たり、5つの巨大タービンが発電しているダムの発電所を見学するツアーに参加したりすることができます。バイウェイ沿いでは、運がよければ実際の伐採作業を見ることができますし、植林後の様々な状態は常に見ることができます。バイウェイ沿いで見ることができないものは、退屈な光景です。
レイク・クーカヌーサ・シーニック・バイウェイは年間を通じて通行可能です。リビーとユーレカを結ぶ約100kmのバイウェイは、モンタナ州高速道37号線をクートニィ・リバーとレイク・クーカヌーサ沿いに進みます。バイウェイには、湖の西岸を行く環状道路(フォレスト・ディベロップメント・ロード228号線)も含まれますが、この2車線の舗装道路は、冬の間不通となります。

パイオニア・マウンテンズ・シーニック・バイウェイ/Pioneer Mountains Scenic Byway

パイオニア・マウンテンズ・シーニック・バイウェイビーバーヘッド・ディアロッジ・ナショナル・フォレストにあるパイオニア・マウンテンズ・シーニック・バイウェイを進むと、パイオニア山脈沿いに旅することができます。標高3,000mのグラナイト・ピークスが東にそびえ、穏やかな森林地形が西に広がっており、山の牧草地やロッジポール松の林、柳の生えた盆地などを見ることができます。この道は、北に流れるワイズ・リバーと南に流れるグラスホッパー・クリークの間をゆっくりと2,400mほど上ります。バイウェイ沿いに設置された解説を読むと、パイオニア・マウンテンズの自然の風景や興味深い歴史などを知ることができます。また、ゴーストタウンであるクーリッジや廃墟となったエルクホーン銀山などを訪れることもできます。
全米でも最高級のマス釣りスポットが、ワイズ・リバーの町を流れるビッグ・ホール・リバーにあります。毎年、地元の人々や他の町から来た人々が、この川や副流に生息しているカワマスやニジマス・カットスロートマスを捕まえようと集まります。
さらに、通常たどり着くのが難しい高地湖での素晴らしい釣りを楽しむこともできます。パイオニア・マウンテンズの奥へとつながる無数のトレイルは、バイウェイ沿いから始まっています。これらトレイルのほとんどは、本格的なハイカーやバックパッカー向き。経験と時間があれば、昔の罠士や商人、山男たちが進んだ道のりをたどってみるのも素晴らしい経験となるでしょう。その後、エルクホーン・ホット・スプリングスの温水プールで疲れた筋肉をほぐすのもオススメです。この痛みをやわらげてくれる水は、37度前後まで自然に温められています。冬の間は、降雪のために素晴らしいクロスカントリーやダウンヒル・スキーを楽しむことができます。
このシーニック・バイウェイは、ワイズ・リバーの町にあるモンタナ州ハイウェイ43号線から始まり、南へ80kmほどフォレスト・サービス・ハイウェイ73号線をカントリー・ハイウェイ278号線へ向かって続きます。ワイズ・リバーからは、バイウェイが海抜約2,400mに到達するクリスタル・パークへと、40kmほどワイズ・リバー・バレーを南に上ります。この部分は舗装されています。バイウェイはこの頂点から先、1.5車線の未舗装道路へと変わるプリンス・クリークまで少しずつ降りて行きます。バイウェイのこの部分は、グラスホッパー・クリーク・バレーへと傾斜している切り立った森林の山腹に沿って蛇行し、エルクホーン・ホット・スプリングスやマーベリック・マウンテン・スキー・エリアの近くを通り、グラスホッパー・クリーク沿いの谷床近くにある開けた丘陵地へたどり着きます。谷を更に6kmほど下ると、ポラリスという小さな町があります。シーニック・バイウェイは、ポラリスから10kmほどのところにあるビーバーヘッド・カウンティ・ロード278号線とのジャンクションで終わります。
12月1日~5月15日まで、北のペテンギル駐車場から南のエルクホーン・ホット・スプリングス間は閉鎖されます。その期間、このバイウェイは素晴らしいクロスカントリー・スキーなどを楽しめるナショナル・レクリエーション・スノーモービル・トレイルとなります。プリンス・クリークとハイウェイ278号線の間、バイウェイは砂利か泥の道路となり、部分的に1車線となります。現在、舗装作業が進められているところです。ドライブの所要時間はおよそ1.5時間で、走行距離は約80kmとなります。

ビッグ・シープ・クリーク・バックカントリー・バイウェイ/Big Sheep Creek Backcountry Byway

ビッグ・シープ・クリーク - メディスン・ロッジ・バックカントリー・バイウェイは、モンタナ南西部のバックカントリーを抜けて進む美しい道です。この約80kmのバイウェイは、一部の区間で塗装されていない道路の1車線となりますが、基本的に2車線の砂利道で、5月~10月初旬の間は快適にドライブすることができます。
テンドイ・マウンテンズの峡谷を抜けると、その先ですれ違う車は2~3台だけ。ビッグ・シープ・キャニオンの高くそびえる岩の崖の下を通り、ビッグ・シープ・クリークから流れ込む水で満たされた透明で深い泉を見下ろすことができます。恐らく、車から離れずにたくさんのマスが泳ぐ姿を見ることができるのは、全米でも恐らくここだけでしょう。夕方には、オオツノヒツジや鹿を頻繁に見ることができます。
このバイウェイを旅すると、先史時代のアメリカ原住民や初期の山男たちが体験したそのままの自然を見る機会に恵まれます。ロッキー山脈によって、このモンタナ最南端の地はうまく隠されていたため、変わらない状態のまま旅人を待っているのです。このバイウェイ沿いにはガソリンスタンドなどの店舗はありませんので、その点を考慮して旅のプランを立ててください。また、道路上にフェンスが備え付けられている場合は、通る際に必ず門を閉めてください。土地管理局によると、雨天の場合はルートの一部が不通になる可能性があるとのことです。
ビッグ・シープ・クリーク - メディスン・ロッジ・バックカントリー・バイウェイは、モンタナとアイダホの州境から北へ約40kmにあるモンタナ州デルの西に位置しています。デルに向かってインターステート15号線にのり、側道を南に約2.5km進んだ後、ビッグ・シープ・クリーク・ロードへと右折してください。この約80kmのバイウェイには、静寂や探検を楽しむことのできる場所がたくさんあります。通常、ドライブの所要時間は3時間です。

ビッグ・スカイ・バックカントリー・バイウェイ/Big Sky Back Country Byway

ビッグ・スカイ・バックカントリー・バイウェイハイウェイの速いスピードに疲れたときは、是非モンタナ州東部で、イエローストーン・リバーとミズーリ・リバーという二つの大きな川を結ぶビッグ・スカイ・バイウェイのルートを旅してみませんか?このルートは歴史あるレジーナ・イエローストーン・トレイルの一部に沿って進みます。このトレイルは、カナダからイエローストーン国立公園へ向かうのに使われていました。この南北方向のトレイルを進むと、乾燥地農業、なだらかにうねる草原、美しい丘、荒野などを見ることができます。このバイウェイ沿いには、そのエリアの情報や歴史を知ることができるキオスクが、テリーやサークル、ウルフ・ポイントにあります。
ルート全体に案内標識が設置されており、全長は約170kmです。あらゆる天候に適した路面となっていますので、四輪駆動車でなくても走行に問題はありません。
テリー周辺では、テリー・バッドランズ・ウィルダネス・スタディ・エリアの近くを通り、イエローストーン・リバーでの釣りやハンティング、コケメノウの石を探したりできます。サークル地域では、大物を狙ったハンティングができますし、西北部では古生物学関連のリサーチで有名です。ルートの北部では、ミズーリ・リバーで素晴らしい釣りを楽しんだり、川にかかるルイス&クラーク・ブリッジの歴史あるたたずまいを眺めたりすることができます。
このルート沿いに旅をすると、観光や野生動物観察、ハイキング、ロック・ハウンディング、バード・ウォッチング、ハンティングや釣りなどのレクレーションを楽しめます。
南から向かう場合は、インターステート94号線からバイウェイへ行くことができます。テリーの出口(176番)を降り、入り口のサインと道の西側にあるガソリンスタンドの店を目印にしてください。北から向かう場合は、ウルフ・ポイントの東にあるセカンダリー・ハイウェイ13号線を南に曲がります。ミズーリ・リバーを渡る手前にある入り口のサインと店を目印にしてください。サークルにあるカウンティ・ミュージアムのところに3つ目の店があります。

ガーネット・バックカントリー・バイウェイ/Garnet Back Country Byway

ガーネット・バックカントリー・バイウェイガーネット・バックカントリー・バイウェイは、モンタナ州西部にあるガーネット山脈を抜けて約20km続いています。このバイウェイ沿いの見所のひとつに、ガーネット・ゴースト・タウンがあります。ガーネット・レンジ・ロードがモンタナ州ハイウェイ200号線から分かれるミズーラの東約50kmから、このバイウェイは始まります。バイウェイはガーネット山脈の常緑樹林へと600mほど登るため、ブラックフィート・リバー・バレーやスワン山脈、ミッション・マウンテンズ、ボブ・マーシャル・ウィルダネスなどの素晴らしい全景が視界に広がります。この地域にある森や川は、西部モンタナの代名詞でもある釣りや狩り、キャンプ、探鉱、クロスカントリー・スキー、ハイキング、乗馬など様々なレクリエーションを体験させてくれます。
米国内の素晴らしいレクリエーション・エリアは、ナショナル・レクリエーション・トレイルとして指定されており、この約50kmのガーネット・ナショナル・ウィンター・レクリエーション・トレイル・システムは、ガーネット山脈において、冬季レクリエーションを楽しむ中心地となっています。スノーモービルで旅をすると、多くの人々がモンタナでも保存状態の素晴らしいゴーストタウンを見ることができます。トレイルの約90kmが土地管理局によって整備されています。
ガーネット・ゴースト・タウンにあるビジターセンターは、冬の間、週末にオープンしています。また、キャビンを借りることも可能です。身体を暖めるための待避所がガーネット・ウインター・トレイルに設置されています。またこのエリアは、夏に訪れても楽しめる素晴らしい場所です。
ガーネット・レンジ・ロードは、ミズーラの東約50kmのハイウェイ200号線からアクセスすることができます。このルートはエルク・クリークにある土地管理局の取付け道路のジャンクションまで。また、1月1日~3月31日までは通行止めとなります。所要時間は通常45分、距離は約20kmです。

ミズーリ・ブレイクス・バックカントリー・バイウェイ/Missouri Breaks Back Country Byway

ミズーリ・ブレイクス・バックカントリー・バイウェイミズーリ・ブレイクス・バックカントリー・バイウェイは、モンタナ州でも地質学的に最も珍しく、そして歴史的にも意義のある地域を抜けて行きます。ルイスとクラークが「アメリカの荒野」と呼んだ荒々しく壮大な景色は、長い年月をかけて自然が育んだもの。毛皮商人たちは、ミズーリ・リバーのこの地域を「バッドランド」と呼ぶようになりました。
このバイウェイを旅すると、アッパー・ミズーリ・ナショナル・ワイルド&シーニック・リバーを望む場所へと行くことができます。ワイルド&シーニック・リバーは、バイウェイ沿いに豊富にある貴重な財産を保存しようと1976年に制定されました。フォート・ベントンから川下のジェームス・キップ・レクリエーション・エリアまでは、ルイス&クラーク・ナショナル・ヒストリック・トレイルの最も重要な要素となっています。バイウェイの北東部の部分は、ネズ・パース・ナショナル・ヒストリック・トレイルに沿って進みます。
フォート・ベントンから下のミズーリ・リバーは、モンタナの人々がのんびりアウトドア・レジャーを楽しむのにとても人気のあるところです。町から離れた起伏の激しい地域で、船や4輪駆動車でしか行けない場所も多くあり、人を寄せ付けないところさえあります。ですが、そこには独特の美しさがあり、静寂や原始的な環境でのレクリエーションを楽しむことができます。こういったことが、変化に富んだ景色とあいまって、国内外から毎年何千人もの旅行者を、州中央部やアッパー・ミズーリ・ナショナル・ワイルド&シーニック・リバーへ引き付ける魅力にもなっているのです。
ミズーリ・リバー沿いのこの地域では、ボートでの旅が非常に人気のあるアクティビティです。ここでは様々な距離の旅を楽しむことができます。ボートでの旅を始める地点は、フォート・ベントンやローマ、コール・バンクス・ランディング、ジュディス・ランディング、スタッフォード・フェリーから選ぶことができます。これらのどの地点でも船を上げることができますし、ジェームス・キップ・レクリエーション・エリアまで行くこともできます。
このバイウェイは、モンタナ・セカンダリー236号線沿い、ルイスタウンの北約60kmに位置するウィニフレッドから始まります。砂利道と雨天時には通行不能となる道路が続くバイウェイですので、天候を確認し、雨の可能性がある場合は通行を避けてください。所要時間は約2~3時間で全長約130km。
理想的な道路状況の際には、2輪駆動車でもこのバックカントリー・バイウェイを完走することができますが、車高の高い車をオススメします。大型RV車については、ハイウェイ191号線からバイウェイに入ることは避けてください。また、トゥ・カーフ・クリークを渡ったり、バイウェイとつながる横道へ入ったりしないでください。天候が理想的な状況にない場合は、四輪駆動車での通行が勧められています。